いつ使うのか? 思い出はどうするのか?

物がたまって部屋の中があふれてしまうのは、整理整頓ができないからではありません。モノが多すぎるからです。原始時代のことを考えてみてください。ほとんど何も「所有」していなかったでしょう。洞窟にすむ人類の祖先は、おそらく狩猟のための道具と、衣類以外のものは持っていなかったでしょう。最低限それだけあれば生きていくことができたのです。

現代に生きるわれわれには、そんな生活はできませんが、少なくとも原始時代の人と比べると、あまりにも多くのモノを持ちすぎているのです。不用なものをかかえているために、モノにあふれているわけです。物質に振り回されがちな生活の中で、ときには処分という英断をしていかないと、心が解放されなくなってしまいます。

ここでは、処分のためのルールの内、2つについて考えてみましょう。

いつ使うのかをよく考える

物がたまるのは「いつか使うから」という発想が頭をよぎるからです。押し入れにしまいこんで、気が付いたらもう10年以上もその存在すら忘れていた、などということだってあるでしょう。「いつか使う」と思ったときには、それが具体的に「いつなのか」を考えましょう。すぐに答えられるのであれば、必要なものです。答えられないのであれば、この先10年経っても使わない可能性が高いものです。

例えば「客用ふとん」。いつか人が泊まりに来たときに必要になります。知人が遊びに来て、ついつい遅くなってしまったような時に布団がないのでは困ります。しかし、これまで誰か泊まりに来たことがあったでしょうか? この先誰かが泊まりに来ることが、本当にあるのでしょうか?

誰かが泊まるケースが想像できないのなら、そのふとんは無用の長物です。捨ててしまっても構わないということになります。「もったいない」という感覚は大切なものですが、それが整理の邪魔をしていることにも気づいてください。

思い出はなんでもかんでも必要なのか?

自分の卒業アルバムや文集などは、必要な思い出でしょう。とっておかなければならない物です。では、子どもの作品はどうでしょうか? 誰かからいただいた手作りの品はどうでしょう? こうした「思い出の品」は、なかなか手放すことができませんが、全部とっておかなければならないものなのでしょうか?

自分の親がいただいたもので、もはや親もその方も亡くなってしまい、自分には縁のない物であれば、処分しても構わないでしょう。あなたが亡くなった後には処分せざるを得なくなるものなら、今処分しても同じです。骨董品などであれば、鑑定してもらってお金にかえるのもよいでしょう。

子どもの思い出の品は、すべて必要なのかどうかを判断しましょう。中には捨てても構わないものもあるはずです。飾っておきたいもの以外は収納ケースなどに入れて、10年後、20年後のために押し入れの一番奥にしまい込んでおけばよいでしょう。

収納と処分を進めるうえで大切なこととして、「いつ使うのか考えること」と、「その思い出が必要なのか検討すること」が挙げられます。この基準でモノの選別をしてください。

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